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Rewiring the Future: 2026 MHI インダストリー レポート – HAKO-FLO Newsletter Vol. 34

— Newsletter Archive: Newsletter Vol. 34, 2026/5/20 —

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Rewiring the Future

– 2026 MHI Annual Industry Report –

今回は、先月 アトランタで開催されたサプライチェーン業界最大規模の展示会「MODEX 2026」を振り返るとともに、最新の業界レポート 「2026 MHI Annual Industry Report」 で注目されている、サプライチェーン全体の 「インテリジェント・オーケストレーション」 の流れなどをご紹介します。


2026年 5月 21日(木)、22日 (金) にポートメッセなごやで開催される DXPO 名古屋’26 に、倉庫業務の効率化を支援する DXソリューション HAKO-FLO® を出展します。
出展内容に関しては、、本ニュースレター末尾のご案内をご覧ください。


MODEX 2026: AI が分岐点に

米国 アトランタで開催された MODEX 2026 は、これまでの「データ分析中心」の議論から一歩進み、AI を活用した実行フェーズのオペレーションへと話題が移行している点が印象的でした。
基調講演に登壇した Salim Ismail氏は、業界はすでに「AI の指数関数的進化の時代 (Exponential Age of AI)」に入り、企業はスピードと適応力を前提に、組織や業務プロセスそのものを再設計する必要があると指摘しました。
会場で特に注目を集めたトレンドのひとつが「Physical AI」です。生成 AI やエージェント型 AI を、ヒューマノイド ロボットや自律走行車両といった実際の機械と組み合わせる動きが、本格化していることが印象的で、ヒューマノイドロボットの導入率は、現在の 4% から 5 年以内に 28% へと急増すると予測されています。

2026 MHI Innovation Awards

毎年注目している、MODEX 会期中に発表された 2026 MHI Innovation Awards では、AI の概念を現場レベルの業務改善へとつなぐ実践的な技術が表彰されました。

  • Best New Innovation: Dexory
    施設の稼働状況や在庫状態を可視化する「DexoryView Storage Health」が評価されました。
    単なるトラッキングにとどまらず、“保管状態そのものの健全性” を把握することで、ボトルネックを事前に検知・解消し、生産性低下を未然に防ぎます。
  • Best Robotics Innovation: Anyware Robotics, Inc.
    入荷 (Inbound) 業務の自動化ソリューション「Pixmo」が受賞。
    固定インフラを必要とせず、レイアウトや業務フローの変更にも柔軟に対応できる点が高く評価されています。
  • Best IT Innovation: ProGlove
    作業者向けウェアラブル AI「MAI」が選ばれました。
    AI音声アシスタントを現場装備に直接統合することで、ハンズフリーでの指示取得やシステム操作を可能にし、現場人材のスキル向上と俊敏性を支援します。
  • Best Sustainability Innovation: Flux Power
    マテリアル ハンドリング機器向けの高効率リチウムイオン電源ソリューションが評価されました。
    サプライチェーン全体でのサステナビリティ実装を後押しする技術として注目されています。

2026 MHI 年次レポート:「Rewiring the Future: A Supply Chain Playbook for Innovation」 (The 2026 MHI Annual Industry Report)

MHI が毎年リリースしている MHI Annual Industry Report は、サプライチェーンのイノベーション、技術、導入状況、および業務変革などについて分析されています。
今年のレポートでは、不確実性の高い環境下での意思決定に向けたロードマップが注目されています。世界 500 名以上の業界関係者への調査に基づき、AI が今後10年間で最も破壊的な技術になるとレポートしています。
調査では、71% の経営層が AI を「破壊的 (Disruptive)」、24% が「変革的 (Transformational)」と評価しています。

トレンドと課題

レポートでは、現在の業界が複合的な課題に直面していることが指摘されています。

  1. 経済の不確実性・インフレ
  2. 人材不足・労働力確保
  3. 技術導入スピード
  4. サプライチェーンの可視性・レジリエンス
  5. サイバーセキュリティ/データセキュリティ

特に人材確保は依然として最大の課題で、58% が重大な経営・運用上のボトルネックと回答しています。また AI への関心は高い一方で、40% がサイバーセキュリティへの懸念、36% が明確なビジネスケース不在を導入障壁として挙げています。
こうした課題がある中でも、投資意欲は衰えていません。56% の企業が、テクノロジーおよびイノベーション分野への投資を増加させると回答しています。

次のステージ:AI オーケストレーション

このレポートでは、単発の PoC (実証実験) から脱却し、統合されたオーケストレーション型ネットワークへの移行が指摘されています。
その中核となる考え方が、「オーケストレーション・プレイブック ( AI オートメーション・プレイブック)」です。従来の静的かつ人手中心の業務実行から脱却し、インテリジェントでリアルタイムに連動するネットワーク型オペレーションへ移行するための戦略フレームワークです。
需要予測やシミュレーションに基づいた判断と、倉庫・輸送・設備といった現実世界での物理的な実行を分断せず、両者を循環的につなぐことで、状況変化に即応できるサプライチェーンの実現を目指します。
このアプローチは、以下の4つの柱で構成されています。

  • 需給同期 (Supply & Demand Synchronization)
    在庫とオーダーをリアルタイムで最適化
  • アセットの流動化 (Asset Fluidity)
    設備や輸送手段を柔軟に再配置可能なリソースとして活用
  • スペース/フロー最適化
    固定レイアウトから動的スロッティングへの転換
  • 人材の俊敏性 (Workforce Agility)
    自動化と協働できるスキルへのアップスキリング

この考え方を実務に落とし込むため、プレイブックでは 4段階の意思決定・実行ループ を繰り返す仕組みが提案されています。

  • Sense (感知)
    IoT、エッジ AI、各種テレメトリを用いて現場の状態や変化を捉える
  • Decide (判断)
    収集したデータを統合し、事前に設定されたルールの範囲内で最適な対応策をシミュレーション・提示
  • Execute (実行)
    自動化システム、または人の判断を通じて施策を実行
  • Learn (学習)
    結果 (滞留時間、品質など) を検証し、ルールやしきい値を更新することで、システム自体が継続的に賢くなる仕組み

実例:冷蔵貨物の入荷リスク対応

レポートでは、このプレイブックの実践例として、遅延により温度逸脱のリスクが生じた冷蔵貨物の入荷シナリオが紹介されています。

  • システムは、コールドチェーンの温度データ、交通状況、店舗側の需要情報を組み合わせて品質リスクを検知 (Sense)
  • 最適解として、より近隣の配送拠点への振替ルートを提案し、現場責任者が承認 (Decide)
  • トラックの再配車と新拠点でのクロスドック枠の確保を自動的に実行 (Execute)
  • 対応結果を基にルールを更新し、次回以降はさらに少ない人手で対応可能になるよう学習 (Learn)

このように、AI オーケストレーションは「判断」と「実行」を分断せずにつなぐことで、サプライチェーン全体のスピード、柔軟性、そしてレジリエンスを高めるアプローチとして注目されています。

MHI CEO の John Paxton氏は、「今日最大のリスクは、昨日の設備とテクノロジーで、明日のオペレーションを回そうとすること」と語り、将来に向けてサプライチェーンを “再配線” (Rewire) するのは今だと指摘しています。

HAKO-FLO® はその ”再配線” をサポートするために、単なるツール提供にとどまらず、現場の作業動線に沿ったカスタマイズや導入設計、運用定着の支援まで一貫してサポートいたします。
そろそろ HAKO-FLO® と共に次のステージへ踏み出してみませんか?
導入したその日から、数字にも現場の声にも現れる効果を実感頂けます。

特許出願中


お問い合わせページへ



DXPO 名古屋’26 に出展

今週 2026年 5月 21日(木)、22日 (金) にポートメッセなごやで開催される DXPO 名古屋’26 に、倉庫業務の効率化を支援する DXソリューション HAKO-FLO® を出展します。(EC・通販 小間番号: 4-42)

HAKO-FLO® は、入出庫管理や作業効率の向上など、倉庫業務のあらゆる課題に対応する柔軟なソリューションです。現場の声を反映した設計やセミカスタム対応により、導入後すぐに効果を実感いただけるのが特長です。
従来紙ベースで行われていた検品や棚卸、在庫管理、書類作成といった作業をデジタル化し、現場の負担を大幅に軽減して、倉庫業務の効率化とペーパーレス化を強力に推進します。

会場では、実際の操作感を体験いただけるデモ機を展示し、現場での導入イメージを具体的にご確認いただけます。
ブースには HAKO-FLO® の開発・導入を担当するスタッフが常駐し、お客様の課題やご要望に応じた個別相談にも対応させていただきます。物流現場の DX を検討されている方にとって、実機を通じて HAKO-FLO® の機能や効果を直接ご体感いただける絶好の機会です。

ぜひこの機会に弊社ブースにお立寄りください。