— Newsletter Archive: Newsletter Vol. 3, 2023/10/18 —
物流管理ソリューション「HAKO-FLO(ハコフロ)」を活用し、入出庫時の計測、検品などの『入出荷管理』、『在庫管理』、『棚卸し管理』、貨物の損傷レポート作成といった『書類作成』など、人手のかかるマニュアル作業を効率化する事例をシリーズでご紹介します。
前回のニュースレターでは倉庫業務における課題や RFID を活用するための準備についてご紹介させていただきました。
今回は RFID 技術を使い業務効率改善を実現する「RFID Query」を活用して、既存システムの改修コストをかけずに業務効率化を実現する事例として、入出庫作業におけるピッキング・出荷検品、棚卸しのシーンについてご紹介させていただきます。
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◆ RFID を活用した業務効率改善

運用
対象貨物へタグを貼付後、「RFID Query」アプリが搭載された RFIDリーダー端末を使い、実際の作業を行います。一般的な作業工程では入荷・入庫検収から出荷検品まで幅広く利用可能です。今回はピッキング・出荷検品と、棚卸のシーンについてご紹介します。(図1)

(1)ピッキング・出荷検品
WMS(倉庫管理システム)から出力される出荷リスト(CSVファイル)を RFIDリーダー端末に取り込み、リーダー端末側でピッキング対象を選択します。出荷する荷物を棚からピッキング後、ピッキング対象をリーダーでスキャンすると、ピッキング対象が間違いなく、必要な個数がスキャンされたかどうかの照合結果が画面に瞬時に表示されます。作業員は出荷貨物を一点一点目視で確認することなく、照合結果を参照することで、間違った荷物をピッキングしていないか、数量を必要数より多く、または少なくピッキングしていないか確認することが出来ます。その結果、誤出荷を防ぎ、作業時間の短縮につなげることが可能となります。(図2)

(2)棚卸
WMS から出力される在庫リスト(CSVファイル)を RFIDリーダー端末に取り込み、リーダー端末側で棚卸対象エリア(棚)を選択します。対象の棚にある在庫をリーダー端末でスキャンすると、選択エリア(棚)に含まれる棚卸対象の貨物がリストに存在するか照合結果が瞬時に表示されます。在庫リストと実際に棚にある貨物の数量が合致しているか 1点ずつ確認することなく、まとめて瞬時に確認することが出来ます。作業時間の大幅な短縮に繋がり、棚卸回数を増やして在庫数量管理の精度向上にも役立てることができます。また、長距離対応のRFIDリーダー端末を使えば、10メートルなどの高い棚に登ることなくグランドレベルから貨物を確認することができるため作業員の安全確保にも貢献できます。
(3)貨物探索
RFID Query アプリには RFIDタグの電波受信の強度を利用した「貨物サーチモード」が用意されています。RFIDリーダー端末でサーチモードに設定し、端末を左右に振りながらダウジングのような動作を行うと、タグから返ってくる電波の強弱により該当貨物が置かれている方向を探ることができ、WMS で指定された場所にない貨物を探すことができます。(図3)勘や経験を頼りに貨物を探し回る従来の方法と比べて、探索時間の大幅な短縮に役立てることができます。

このような特徴を持つ「RFID Query」を活用することにより、課題が次のように解消することができました:
【課題1】目視で出荷検品を、1点ずつ突き合わせるため、業務負荷が大きい
→ RFID による一括照合により、検品時間が短縮され、作業員の業務負荷が低減
【課題2】パッケージに書かれている日本語が読めないため、出荷検品のミスが発生
→ データ照合機能により、文字が読めなくても検品ミスを防止
【課題3】冷蔵倉庫の中での長時間の目視作業負荷が大きい
→ RFID による一括照合により、作業時間が短縮され業務負荷が低減
【課題4】オフィスと倉庫を行き来している時間が多い
→ 誰でも同一の作業ができるため倉庫現場で作業を完結
【課題5】作業員の入れ替わりが激しく、作業員により作業レベルが安定しない
→ 誰でも同一の作業ができるため作業品質レベルが安定
【課題6】人件費の高騰
→ 作業時間短縮による効率化で人件費や残業代を抑制
【課題7】ミスロケーションの商品を探すために時間がかかる
→ サーチモード機能により、探索時間を短縮
次回のニュースレターでは、HAKO-FLO CLOUD サービスの入出庫作業における活用についてご紹介します。ご期待ください。
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