— Newsletter Archive: Newsletter Vol. 28, 2025/11/19 —

ー 現場から始める倉庫 DX の新しいアプローチ ー
倉庫現場の生産性向上や人手不足の解消をめざす動きが加速する中で、倉庫や配送センターの DX (デジタル トランスフォーメーション) は、もはや避けて通れないテーマとなっています。
しかし、現場のシステムをすべて入れ替えるような大規模な投資や長期プロジェクトには、不安や負担を感じる企業も少なくありません。
そうしたなかで、「現場から始める DX」として注目を集めているのが、ウェアラブル ソリューションです。
作業者が身につけて使うこのデジタルツールは、現場の可視化とデータ活用を両立し、DX の第一歩を踏み出すきっかけを生み出します。
2025年11月27日(木)、28日(金) に有明 GYM-EX で開催される DXPO 東京’25【秋】に、倉庫業務の効率化を支援するDXソリューション「HAKO-FLO」を出展いたします。
出展に関する詳細は、本ニュースレター末尾のご案内をご覧ください。
現場から始める、スモールスタートの DX
ウェアラブルとは、作業者が身につけて使うデジタル デバイスです。スマートグラスや腕装着型スキャナー、音声認識ヘッドセットなどがその代表例です。
これらのデバイスを通じて、作業者はリアルタイムで作業指示や在庫情報をで確認できるようになることで、「人」と「データ」を直接つなぐ現場環境を実現できます。
大掛かりなシステム導入の前に、まずはウェアラブルから始めることで、既存の倉庫管理システム(WMS) を運用しながらリスクを抑えた段階的な DX 化を進めることが可能になります。
なぜウェアラブルが効果的なのか?
倉庫の現場では、入荷・棚入れ・ピッキング・出荷など、多様なプロセスが平行して進行し、日々膨大な判断や確認作業が行われています。これらのプロセスを支えるのが、リアルタイムな情報共有と判断支援です。
ウェアラブル ソリューションを導入することで、次のような効果が期待できます:
- 作業者が手を止めずに情報を確認できる
作業中に端末を取り出す必要がなくなり、動線がよりスムーズになります。 - 指示や検品ミスを減らし、作業品質を安定化できる
音声や映像による指示により、誰でも正確に同じ作業手順を再現できます。 - 現場データが蓄積され、業務改善の根拠を分析できる
作業履歴や稼働データが自動的に記録されるため、次の改善策を科学的に検討できます。
つまり、ウェアラブルは単なる便利ツールではなく、現場で生まれるデータを「見える化」し、次の改善へとつなげる仕組みとして機能します。
現場を支えるスマート オペレーションのシナリオ
物流倉庫では、ウェアラブルを活用したスマート オペレーションが少しずつ広がっています:
- ハンズフリー・ピッキングの自動ガイド化
スマートグラスや腕装着型スキャナーを活用し、作業者は音声と映像の指示を受けながら両手で効率的に作業を進めます。 - AI検品によるエラー削減
カメラ一体型ヘッドセットを活用し、AI が対象画像をリアルタイムで認識・照合。出荷指示と異なる貨物を自動的に検知し、誤出荷を未然に防ぎます。 - リモート支援とナレッジ共有のデジタル化
現場作業者の視点をウェアラブル経由で共有し、管理者が遠隔地から指示やアドバイス行えます。教育時間を短縮し、作業品質の均一化にもつながります。 - 安全モニタリングと動作データの活用
加速度センサーや姿勢検知機能を用いて、無理な動作や転倒リスクをリアルタイムに検知。AIが異常パターンを分析し、安全性を高めます。
導入を成功させる3つのポイント
ウェアラブル ソリューションを導入する際には、次の3つの観点を意識することが成功の鍵となります:
- 現場が使いやすい UI / UX を優先する
倉庫現場の作業者は、日常的にスマートフォンなどのデジタル デバイスを使い慣れています。そのため、ウェアラブル導入の成否は直感的でストレスのない操作性にかかっています。 - 既存システムを活用できる構成を選ぶ
いきなり全システムを刷新する必要はありません。今ある WMS や在庫管理システムを活用しながら、段階的に拡張できる構成が理想です。 - データを“貯めて使う”文化をつくる
現場で取得したデータを蓄積・分析することで、次の改善策を明確にできます。現場の感覚とデータを組み合わせた改善サイクルが DX を持続させる基盤になります。
DX の目的は「人を活かす」こと
物流倉庫の DX は、一度にすべてを変える必要はありません。
まずは現場の課題に焦点を当て、ウェアラブルを活用して可視化・効率化するところから始める。その積み重ねが、データ ドリブンな倉庫運用と持続的な改善につながります。
ウェアラブルを通じて「見える現場」をつくることこそ、倉庫現場の DX を成功に導く第一歩です。
TOKYO ELECTRON DEVICE AMERICA INC. は、HAKO-FLO をはじめとする倉庫 DX ソリューションを通じ、現場のデータ活用と業務革新を支援しています。無料コンサルティングによる現場課題の明確化から解決提案までしっかりとサポートさせて頂きます。お気軽にご相談ください。
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今月 11月27日(木)、28日(金) に有明 GYM-EX で開催される DXPO 東京’25【秋】に、倉庫 DX ソリューション「HAKO-FLO®」を出展します。
HAKO-FLO® は、入出庫管理や作業効率の向上など、倉庫業務のあらゆる課題に対応する柔軟なソリューションです。現場の声を反映した設計やセミカスタム対応により、導入後すぐに効果を実感いただけるのが特長です。
従来紙ベースで行われていた検品や棚卸、在庫管理、書類作成といった作業をデジタル化し、現場の負担を大幅に軽減して、倉庫業務の効率化とペーパーレス化を強力に推進します。
会場では、実際の操作感を体験いただけるデモ機を展示し、現場での導入イメージを具体的にご確認いただけます。
さらに、ブースには HAKO-FLO® の開発・導入を担当するスタッフが常駐しており、お客様の課題やご要望に応じた個別相談にも対応させていただきます。物流現場の DX を検討されている方にとって、実機を通じて HAKO-FLO® の機能や効果を直接ご体感いただける貴重な機会です。
ぜひこの機会に弊社ブースにお立寄りください。




